代表者ごあいさつ

　廃水浄化・排水処理に関わったきっかけは、

戸建て住宅団地に設置された大型浄化槽について、数々の疑問を感じ始めたからです。

２００５年ごろのことです。

この後、

幸いなことに、精密機器の製造などで使用する純水の製造にかかわる企業に転職することができ、

各種廃水の浄化に関係する機器・装置・設備や資材・部材の選定、

全体構想構築・設計、施設管理、定期修繕、更新・改修工事などの実務を経験させていただき、

廃水浄化・排水処理に関係する文献や資料などを少しづつ蓄積してきました。

排水処理に関連する分野は極めて広いため、

当初は、果てしないゴールを求めてさまよっていたように思います。

しかし、次第に集積してきたいろいろな要素がつながりはじめ、

廃水浄化・排水処理だけに限らず、

他の関連分野についても、いろいろな答えにたどり着くようになりました。

科学的・論理的考察を繰り返すと、

いろいろな分野や世界がつながっている、ということを否応なく認知させるようです。

できるだけ論理的な裏付けを確認する作業を繰り返してきたからだと思います。
 

特筆すべきは、

当社の提案する浄化処理方式の場合、生物処理機能以外の機能も併せ持つため、

COD除去率では、

国内最高レベルの酸素溶解効率の散気装置だけを使用した場合と比べ、約２３倍の実績を得ることができたことです。

さらに、いろいろな非効率的な現場を拝見する機会も多くなり、

廃水浄化・排水処理については何らかの「お客さまのお役に立てる」という確信が持てるようになりました。

ここまでたどり着けたことについて、関係各位には、大変な感謝をしなければならないと思います。

 

　しばらくして、自身の判断で業務を推進せざるを得ない状況に立たされたため、会社を設立することになりました。

会社設立５年となり、今まで吸収させていただいたことを皆さまにお返しするためには、

もっと広く当社を知っていただく必要があると思案し、２０２０年に当社ウェブサイトを公開することにしました。

これまで蓄積してきた情報について、機会あるごとに、少しづつご案内できればと考えております。

 

　ところで、廃水浄化・排水処理施設は、

利益を生み出すものではありませんので、日の当たらない部署という評価になりがちです。

しかし、施設の見直しによって費用の削減ができれば、本業で営業利益を上げることと同じです。

物が売れない中、廃水浄化・排水処理施設には、収益改善の課題が隠れている可能性が、かなり高い確率であります。

とは言え、ほとんどの廃水処理施設では、何年にもわたって、いろいろな見直しが行われてきたこととは思います。

したがって、まずはセカンドオピニオンとして、当社をご利用いただければ、ありがたく存じます。

廃水浄化・排水処理については、関連分野がかなり広いため、視点を変えると、今までとは違った評価ができます。

是非、当社にお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 

なお、当社が課題を解決する手順は、基本的には提案書を作成し、

現状把握→検証と分析→仮説→検証と分析→反証→検証と分析→結論（＝お客さまの目指すべきゴール）

というようなプロセスを書面で明確にするようにしています。

更に、提案書は、解り易く、かつ、論理的で、お客さまに納得していただける内容になるように努めています。

したがって、当社が提案する課題解決策に対しては、

お客さまご自身も、信念をもって取り組んでいただける仕組みになっているかと考えております。

 

あらためまして、これまでお取引いただいております皆さまには、

引き続き変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。